高砂町に、地面にへばりついた様なお地蔵さんが有ります。
結婚して 5年間子供が出来ず、子無し3年で去ると言われた時代です。
あんたは、5年子無しやなあ・・・
京都の府立医大の不妊科に行って赤ちゃんが授かるのを毎月、毎月待っていました。
そんな時、拝みや??さんみたいな方が、この近くにお地蔵さんが居るよ。
そこに行って、お参りしたら授かると・・・・
その頃、滋賀里一丁目に住んでいました。
社長と必死に探しました。
高砂町の白子さんと言うお家の庭先に小さな小さなこれって、もしかしたらお地蔵さん???
そんな感じのお地蔵さんが一体。
これかなあと思いながら、社長とリンゴ一つと御菓子を少し持って二人でお参りに行きました。
ほんまに、翌月授かったんです。
今迄、想像妊娠を三回位していたから、信じられなかったです。
おめでたですって先生に言って欲しくて、松島産婦人科・岩波産婦人科・京都の府立医大と病院の梯子をしました。(笑)
特に府立医大は、昔、廊下を挟んで、不妊科と産科があって・・・・
不妊科でおめでとうと言われたら、廊下を挟んだ所に入って行くんです。
廊下には、ずらっと長椅子が並べてあって・・・・、不妊科・産科の患者さんが座ってます。
今から考えると凄い事だったんです。
私も、嬉しくて、泣きながら産科に入って行きました。
その時の姿勢は、みんな出来たと言う自慢の顔で、身体がそりくり返ってます。
産科に入る時、不妊科に座っている人達が泣くんです。
みんなの顔はひきつりながらでしたが、おめでとうと言ってくれるんです。
その子供が長女です。
そんな訳で、いつの間にか密かにお地蔵さんに行くと出来るらしい・・・・
そこの白子さんのお家も新築なさったんですが、お地蔵さんはそのままにして頂いていて。
先日、読売新聞のかわら版にこのお地蔵さんの事が載っていて、記事を見つけた時、何となく嬉しかったです。
もう新聞にも載ったし、住所を書きます。
大津市高砂町6-26
こんなん書いたら叱られるかなあ・・・・
でも新聞に載ったし、いいよねえ。
わからへんかったら場所言うよ。岡本芳子
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